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マイル修行はなぜ昔から続くのか?メリットの陰に潜む問題への対応は?

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「マイル修行」という言葉を耳にしたことはありますか?

上級ステータスを目指し、飛行機に何度も乗るこの行為。

実はその裏で、想像以上の影響が。

2026年、多良間島で起きた“ある異変”は、私たちが普段見落としがちな空の事情を映し出していました――。

そもそも、なぜマイル修行は今も続くのか。

そのメリットと陰にある現実。

問われる対応策整理してみました。

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マイル修行はなぜ昔から続くのか

「旅行?なにしに行くの?」

「いや、どこにも行かない。着いたらすぐ戻る。」

ちょっと意味が分からないですよね。

でもこれ、マイル修行と呼ばれる世界ではわりと普通の光景なんです。

マイル修行とは、ANAやJALの上級会員になるために、とにかく飛行機に乗りまくる行為のこと。

観光もしない、泊まりもしない。

飛行機に乗ること自体が目的。まさに“修行”

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この文化、実はかなり昔からあります。

始まりは1997年ごろ。

JALやANAがマイレージサービスを本格化させ、国内線でもポイントが貯まるようになったのがきっかけでした。

当時は一部の飛行機好きが、ネット掲示板で「この路線が効率いい」「ここで折り返すと稼げる」なんて情報交換していたレベル。

 

それが今では、会社員も主婦も普通に参戦。

なぜなら理由がはっきりしているからです。

一度だけ頑張れば、あとがずっと楽になる

 

たとえばANAの場合。

一定条件を満たしてプラチナステータスに到達し、「スーパーフライヤーズカード(SFC)」に入会すれば、毎年たくさん飛ばなくてもラウンジ利用や優先搭乗がずっと使えます。

空港で並ばなくていい。荷物も早く出てくる。

これが想像以上に快適なんです。

 

JALも、昔はほぼ同じ仕組みでした。

「JGC(JALグローバルクラブ)」に一度入れば、生涯ステータス維持。

だから短期間で一気に飛ぶ“修行僧”が大量発生したわけです。

 

ただし、ここは大事なポイント。

JALは2024年から制度が変わりました。

今は「Life Statusプログラム」という仕組みに移行し、短期集中の修行だけで一生JGC、というのはかなり難しくなっています。

搭乗だけでなく、JAL関連サービスを長く使い続けてポイントを積み上げる形が主流です。

 

それでも修行がなくならないのは、

「一度ステータスを取れば、旅が一気に楽になる」

この魅力が強すぎるから。

 

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最近はSNSで

「1日12フライトの修行ルート」

「ここが一番コスパいい」

なんて情報がリアルタイムで流れ、ちょっとしたゲーム感覚にもなっています。

 

でも――。

その“効率重視”の行動が、今まさに困っている人たちを生んでいる場所があるんです。

次は、メリットの裏で起きている問題について見ていきましょう。

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メリットの裏で起きている問題

「そんなに飛行機に乗って何が悪いの?」

そう思う人もいるかもしれません。

確かに、マイル修行は航空会社の公式キャンペーンを使った合法な行為。

ルール違反ではありません。

でも――それがある場所に集中すると、話が変わってきます。

 

今、大きな問題になっているのが沖縄の多良間島(たらまじま)。

宮古島と多良間島を結ぶ便は、1日わずか2往復(4便)しかありません。

しかも使われているのは、50席ほどの小型プロペラ機(RACのDHC-8-400CC)。

この限られた便数が、地元の暮らしを支えてきました

 

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ところが、2026年1月13日から始まったJALグループの「マイル2倍キャンペーン」 をきっかけに、修行僧が一気に殺到。

「短距離・少便数=高効率」として、多良間路線は“神ルート”としてネットで拡散されました。

 

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結果、島に35分だけ滞在して、すぐ折り返す修行者が大量に発生。

観光せず、宿泊もせず、カフェやロビーで時間を潰すだけ。

もちろん、島の経済にはほとんど何も落ちません

 

それだけならまだしも、本当に困っているのは地元の人たちです。

  • 「病院に行く日が決まっているのに、飛行機が取れない」
  • 「市場の競りに間に合わず、収入が減る」
  • 「子どもの受験日と便が合わない」

…どれも実際にあがった声です。

 

島にはフェリーもありますが、こちらも1日1便のみ。

天候に左右されやすく、欠航も珍しくありません。

つまり、「飛行機に乗れない=日常生活が止まる」 状況なんです。

 

一方で、修行僧を責めるのも筋違い。

制度上は正規の乗客ですし、「ポイントが貯まるから乗っている」だけ。

航空会社も「お客様は皆平等」として、乗せないという対応はできないと説明しています。

 

つまり、問題の本質は制度と現実のギャップ

キャンペーンやサービスの“お得さ”が、地域社会とぶつかってしまっているんです。

 

便利の裏には、困っている誰かがいるかもしれない

そんな現実が、今まさに多良間島で起きています。

 

では、これに対して航空会社や自治体はどう動いているのでしょうか?

次のセクションでは、その「対応」について詳しく見ていきます。

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離島問題への対応はどうなる?

マイル修行によって、生活路線が取れなくなる――

この問題、実は航空会社や自治体も「見て見ぬふり」をしているわけではありません

 

たとえば、2026年1月13日から始まったJALグループのマイル2倍キャンペーン。

これが引き金となって、沖縄・多良間島の宮古便に修行者が殺到。

地元住民の予約が取れない事態に。

 

これを受けて、路線を運航するRAC(琉球エアコミューター)は動きました。

機材と人員の調整を行い、2月12日〜15日と28日の5日間、宮古-多良間線を通常の2倍=4往復8便に増便すると発表したのです。

 

この臨時増便は、現場が限界まで頑張った結果。

小型機で運航されるこの路線では、整備やクルーの確保も含め、そう簡単に便数を増やすことはできません。

対応の難しさがにじむ背景といえるでしょう。

 

航空会社側も、「地元のための路線なのに迷惑をかけている」と認識しており、

「修行目的の方もお客様である以上、断ることはできない」という難しい立場に立たされています。

 

一方、多良間村もすぐに動きました。

村長や村議会は、沖縄県や航空会社に対して改善要請を提出。

「島民の命や生活に関わる問題だ」 として、路線確保の必要性を強く訴えています。

 

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ですが現時点では、あくまで「臨時増便」という応急処置にとどまっており、

  • キャンペーン対象路線からの除外
  • 地元住民向けの優先予約枠の設定
  • マイル積算の対象外とするルール

などの根本的な制度変更は、まだ実施されていません。

 

もちろん、こうした変更にはさまざまなハードルがあります。

航空会社としては、すべての乗客を平等に扱うという基本スタンスがあるからです。

 

それに離島路線は搭乗率が課題になりやすく、閑散期に修行僧が乗ってくれるのはありがたい側面もあります。

実際、過去にもこうした修行の波で一時的に空席が埋まるケースは何度もありました。

 

けれど、今回は事情が違います。

通院や受験にすら支障が出るレベルで、生活の足が失われているのです。

 

2026年2月末にはキャンペーンが終了予定なので、一時的に落ち着くかもしれません。

しかし、これは一過性の話ではありません

2010年代後半からすでに、奄美大島や与論島などの離島でも似たような問題は何度も起きてきました。

 

繰り返さないためには、「修行僧」と「地元の暮らし」が共存できる仕組みづくりが必要です。

特定便だけ地元枠を設定するピークシーズンはマイル加算制限をかけるなど、

“全部ダメ”ではなく“バランス重視”の工夫が鍵になるでしょう。

 

修行する人も、暮らす人も、飛行機を利用するのは同じ。

だからこそ、「どちらも困らない方法」を一緒に考えていく時期に来ているのかもしれません。

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