画像を投稿しようとしたら、なぜかアップできない…

そんな“いつも通り”が通じないX(旧Twitter)の不具合に、多くのユーザーが戸惑いました。

原因はどこにあったのか?そして、一体なにが起きていたのでしょうか。

一見すると平常運転のように見えていたXですが、裏側では意外なトラブルが静かに進行していたようです。

表に見えにくいネットの裏側で起きていた出来事。

まさに“デジタルの死角”と呼ぶべき現象かもしれませんね。

 

Xで画像がアップできない現象とは?

2025年11月18日の夜、「X(旧Twitter)で画像がアップできない!」という声がXであふれました。

投稿しようとしても、画像がずーっと“読み込み中”のまま止まったり、エラーが出たり…。一向に投稿できないという状況に。

「え、私だけ?スマホ壊れた?」と戸惑った人も多かったはずです。

中にはアプリを再起動したり、Wi-Fiを切り替えてみたりと、あれこれ試した方もいたんじゃないでしょうか。

筆者も何度か強制終了しました(笑)

 

しかもこの不具合、画像だけの話じゃなかったんです。

タイムラインが更新されなかったり、そもそも投稿自体ができないなど、全体的に動作が重くなる現象が報告されていました。

まるでX全体が“重く”なったみたいな状態。

スムーズに動いていたのが急にモタモタし始めて、「ん?これはおかしいぞ…?」っていう違和感が、じわじわと広がっていった感じです。

たとえるなら、いつも高速道路を気持ちよく走れてたのに、いきなり全線で渋滞発生!車も進まないし、出口も見えない…そんな感じ。

 

「このタイミングで画像をあげたいのに〜!」っていう人、結構いたと思います。

日常の一コマ、趣味の投稿、仕事の告知など、Xは“今この瞬間”を届けたい人にとって超重要なツール。

だからこそ、ちょっとでも動かなくなると不安になるんですよね。

Xでは「またX壊れた?」「終わったかと思った」といった投稿が急増し、トレンドにも関連ワードが浮上しました。

一気に“Xパニック”のような雰囲気になっていきました。

 

でもご安心を。

これはあなたのスマホや通信環境の問題ではありません。

もっと大きな規模で起きていた、インターネットの“裏側の事件”が関係していたんです。

次の見出しでは、「なんでこんな大騒ぎになったの?」の答えを、わかりやすくお届けします!

原因はCloudflare障害だった!

今回、Xで画像がアップできなくなった原因は、実はXの中だけのトラブルではありませんでした。

その裏で、大元となるインターネットのインフラに、かなり大きな問題が起きていたんです。

そのカギを握っているのが「Cloudflare(クラウドフレア)」という会社。

あまり聞きなじみがないかもしれませんが、実はこの会社、インターネット上でかなり多くのサービスに関わっている超重要プレイヤーです。

簡単に言うと、Cloudflareは“ネットの交通整理屋さん”。

 

あなたがXを開いたり、YouTubeで動画を見たり、ネットショップを訪れたりする時に、データを速く・安全に届けるための「裏方」をしている存在なんです。

これがいま、世界中のサイトやアプリで使われていて、ちょっとやそっとのトラブルでは済まされない規模になっています。

そんなCloudflareで、2025年11月18日、日本時間の夕方から大規模な障害が発生。

ピークは夕方〜夜(日本時間20時頃)で、Xをはじめ、GoogleやYouTube、OpenAI、Zoom、AWS(Amazon Web Services)など、名だたるサービスが一時アクセス困難となりました。

特に日本では、NTTやKDDIなどの大手通信会社がCloudflare依存のため、影響はかなり広範囲に広がりました。

 

スマホでXが見られない、画像が投稿できない、ゲームにログインできない、動画が止まる…など、ネット全体が重くなったような状態になったのです。

この障害について、Cloudflareの公式発表では「内部サービスの劣化(internal service degradation)」が原因とされています。

つまり、Cloudflareのネットワーク内でうまく機能していない部分が出てしまい、世界中のサービスの通信に支障が出てしまったということですね。

また、一部ではDDoS攻撃の影響も疑われていますが、現時点では調査中とのこと。

可能性はゼロではありませんが、公式には「調査中」とされており、断定されているわけではありません。

 

ちなみに、X上では「Cloudflareって何?」「また新しいウイルスか!?」みたいなコメントもちらほら。

それもそのはず。ふだん私たちがネットを使うとき、Cloudflareのような“裏方”の存在を意識することはあまりないですよね。

でも今回の障害で、「ネットって、誰かが裏で支えてくれてたんだな…」ということを実感した人も多かったのではないでしょうか。

まるで、普段静かに働いてくれていた配管の中で、水漏れが起きて家中の水道が止まったような感じ。

復旧は日本時間で23時すぎ。

Cloudflareが問題を特定して修正を適用し、夜中には多くのサービスが正常に戻りました。

 

「気づいたら直ってた」という人もいたかもしれませんが、裏ではかなり大変な対応が行われていたのです。

ただし、こういった障害は“これが最後”とは限りません

ネットに絶対の安定はなく、今後もこうした問題は起きる可能性があります。

だからこそ、次のセクションでは「もしまたXで画像が投稿できなくなったら?」という時のために、ユーザーとして知っておくべき対処法や備えをわかりやすく解説していきます。

対処法と今後の対策を解説!

「またXで画像がアップできなくなったらどうすればいいの?」

今回のような突然の不具合に、次こそは冷静に対処したいですよね。

まず最初にお伝えしたいのは、“焦らなくて大丈夫”ということ。

スマホやパソコンの不具合って、つい自分のせいかな?って思いがちですが、今回のようなケースでは、原因はXの外側(Cloudflareの障害)にある場合も多いんです。

だから、やみくもにスマホを再起動したり、アプリを何度も開き直したりしても意味がないこともあります。

 

とはいえ、「じゃあどうすればいいの?」と思いますよね。

以下に“やるべきこと”と“やらなくていいこと”を分けてご紹介します。

【やるべき対処法】

① 他のユーザーの声をチェック
まずはXで「画像アップできない」「X 不具合」などで検索してみましょう。
もし同じような投稿が多ければ、自分だけではなく“全体で起きている現象”の可能性が高いです。
また、「#X障害」「#X不具合」などのハッシュタグも意外と使えます。
トレンド欄やおすすめ投稿も参考になりますよ。

② Downdetectorで確認
ネット全体で何が起きているかを調べるなら「Downdetector(ダウンディテクター)」が便利です。
X、YouTube、Googleなど、各サービスの障害報告数がリアルタイムでグラフ表示されているので、影響の大きさやタイミングが一目でわかります。
※ただし、Downdetector自体もCloudflareを利用しているため、今回のような障害時には一時的にアクセスできない場合もあります。
「確認しようと思ったら見れなかった!」という事態もありえるので、過信は禁物です。

③ 通信環境を軽くチェック
自分の通信が本当に大丈夫か、一応チェックしておくのも大事です。
Wi-Fiのオンオフを切り替えたり、モバイル通信の電波状況を確認したり、データ通信制限がかかっていないかもチェックポイントです。

 

【やらなくていいこと】

  • アプリの再インストール(ログインや設定が消えるリスクあり)
  • スマホの初期化(最終手段すぎてオーバー対応)
  • 無理に投稿を連打(Xの制限に引っかかる可能性あり)

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