京都の老舗和食店をめぐる「二重価格騒動」をきっかけに、韓国人YouTuber・CKOONY(씨쿠니)が日本でも大きな話題になっています。
動画では「外国人向けメニューだけ価格が高い」と主張しましたが、店側はこれを全面的に否定。
さらに、Googleマップには韓国語による低評価レビューが相次ぎ、店舗側は虚偽レビューや嫌がらせを受けていると訴えました。
騒動は、単なるSNS上の意見対立では済まない状況へ発展しています。
そこで気になるのが、「CKOONYとはどんな人物なのか」「以前から反日的な活動をしていたのか」という点です。
CKOONYのプロフィールやチャンネルの特徴、京都で起きた騒動の経緯、そして過去の動画内容まで整理していきます。
目次
CKOONYは反日YouTuber?
結論から言えば、CKOONY本人が「反日YouTuber」と名乗っているわけではありません。
チャンネルでは、人々を楽しませながら情報を提供するバラエティチャンネルとして紹介されています。
【衝撃】韓国人YouTuber・CKOONY、日本語が読めず二重価格制度を疑う
「高瀬川 くりお」では日本語メニューに1人前の値段、外国語メニューに2人前の値段が記載されており勘違いしてしまった模様。
とんだ風評被害や。#二重価格 #京都pic.twitter.com/SVywKUVuV6 https://t.co/cHIH6N9R8b
— 爆サイ.com【公式】ツイッター (@bakusai_x) July 15, 2026
もともとは自炊動画や機材紹介などを投稿していましたが、活動を続ける中で外国人とのトークや街頭インタビュー、日本旅行などのコンテンツが中心になっていきました。
その中でも特に目立つのが、日本をテーマにした動画です。
歴史問題や日韓関係、日本人への街頭インタビュー、日本旅行での出来事などを取り上げる機会が多く、動画では「日本の右傾化」「歴史認識」「外国人差別」などを扱う内容が繰り返し公開されています。
一方で、日本の良い面よりも問題点を強調する編集が多いとして、日本国内では**「反日的なチャンネルではないか」**という見方が広がっています。
もちろん、日本文化や韓国文化を紹介するエンタメ動画も投稿されています。
すべての動画が日本批判だけで構成されているわけではありません。
ただ、日本を扱う動画になると批判的な切り口が増える傾向があり、それが現在のイメージにつながっていると考えられます。
問題は、批判すること自体ではありません。
事実関係をどこまで確認し、異なる見方も含めて伝えているか。
今回の騒動では、その部分に疑問が向けられました。
京都「二重価格」騒動で何が起きたのか
今回の炎上のきっかけは、2026年7月に公開された、京都の和食店を訪れた動画でした。
動画内では中国人女性と来店し、「日本語メニューと英語メニューで価格が違う」「外国人だけ高い料金を払わされる」といった趣旨の内容が紹介されました。
しかし、その後、この主張に対して多くの疑問が指摘されます。
お店の人が改めて二重価格を否定している。
本当迷惑過ぎる…韓国メディアも事実確認しないで悪質に拡散するなよ💢💢💢
しかもyoutuberはインタビューで「店から内容証明やメールが届いてる」「二重価格は本当」って答えたらしいけど、店は一切連絡も送付もしてないからな!!!! https://t.co/ngeIsifqlW pic.twitter.com/w7BEJj5HwD— 反り腰🌙 (@b8dGel9qhM67623) July 15, 2026
最大の理由は、動画内で同一メニュー同士の価格比較が行われていなかったことです。
過去に公開されていたメニュー写真では、日本語メニューと英語メニューで同じ料理の価格は一致しており、英語版は一人前換算、日本語版は二人前表記という表示方法の違いだったとされています。
つまり、価格が違っていたのではなく、人数の単位が違って見えた可能性があるわけです。
店側も「二重価格ではない」と全面的に否定しました。
さらに問題となったのは、動画公開後の影響です。
Googleマップには韓国語による低評価レビューが相次ぎ、店舗側は虚偽の内容による嫌がらせをやめるよう求めました。
法的措置も検討しているとされています。
一方で、CKOONY側は「弁護士を通じた通知が届いた」と主張しました。
しかし、店舗側は「そのような書類は送っておらず、連絡先も把握していない」と説明しており、双方の主張は食い違っています。
この騒動で本当に問題視されたのは、価格そのものではありません。
十分な確認が行われないまま、店舗が「外国人をだます店」と受け取られる形で情報が拡散されたことです。
仮に単なる誤解だったとしても、影響を受けるのは動画の中だけではありません。
店の評判や予約、働く人たちの生活にまで話が広がります。
再生回数の向こう側に、実在する店がある。
今回の炎上では、その重さが強く問われました。
過去動画にも見られる日本批判コンテンツ
今回だけが特別だったわけではない、という見方もあります。
CKOONYのチャンネルでは、以前から日本をテーマにした動画が数多く公開されてきました。
主な内容として挙げられるのは、次のようなものです。
- 日本人への街頭インタビュー
- 日本での文化ショックや外国人の反応
- 嫌韓や歴史認識を扱う動画
- 独島(竹島)問題や慰安婦問題
- 日本旅行中の「トラブル」を取り上げた動画
こうした動画では、刺激的なタイトルやサムネイルが使われることも少なくありません。
視聴者の興味を引くために、インパクトのある見せ方をすること自体は、YouTubeでは珍しい手法ではありません。
ただ、CKOONYについては、**「日本に不利な内容ばかり切り取っている」「編集が誘導的ではないか」**という批判が以前から続いています。
韓国国内でも、国粋主義的と指摘される内容があるとされ、今回の京都騒動をきっかけに過去動画まで改めて注目されました。
そのため、日本側では「今回だけの誤解ではなく、これまでの発信の延長線上にある出来事」と受け止める人もいます。
一つの動画だけなら、確認不足や編集上のミスとして処理されたかもしれません。
しかし、過去にも似た印象の動画があると見られていたため、今回は「また日本を悪く見せる内容なのではないか」という不信感が先に立ちました。
人は、目の前の一本だけを見て判断するとは限りません。
過去に積み重なった印象が、今回の動画の受け取られ方まで決めてしまったのです。
文化交流チャンネルから論争系へ変化した背景
CKOONYは、大学卒業後に約13年間会社員として勤務した後、YouTuberへ転身したとされています。
YouTubeを始めた当初は、自炊や日常生活、機材紹介など、比較的穏やかな内容が中心でした。
しかし、外国人との交流企画や海外旅行シリーズが増えるにつれて、現在のスタイルへ変化していきます。
特にYouTubeでは、対立や議論が生まれやすいテーマほど注目されやすい傾向があります。
国際問題や文化の違いは、その代表例です。
日本と韓国のように歴史や政治が絡むテーマでは、意見が分かれやすく、SNSでも拡散されやすくなります。
肯定的な文化交流だけを扱うより、違和感や対立を前に出した方が、動画としては強く見えるのでしょう。
もちろん、CKOONYが再生回数だけを目的に活動していると断定することはできません。
ただ、近年の動画を見る限り、論争を呼びやすいテーマが増えていると受け止められています。
今回の京都動画も、単独の失敗ではなく、これまでの発信スタイルが行き着いた結果ではないか。
そう感じた人が多かったからこそ、騒動は過去動画の検証にまで広がったのでしょう。
文化交流は、本来なら違いを知るためのものです。
ところが、違いを「対立」として見せ続けると、交流よりも敵味方の物語が強くなります。
CKOONYへの批判の核心は、そこにあるのかもしれません。
海外YouTuberでも責任は問われる?今回の騒動から考える
今回の騒動では、「海外のYouTuberでも責任を問われるのか」という点にも関心が集まりました。
結論として、海外在住だから自動的に責任を免れるわけではありません。
日本国内の店舗や企業に損害が発生し、虚偽の内容によって名誉毀損や信用毀損、業務妨害などが成立する場合には、法的手続きを検討する余地があります。
ただし、実際に責任を追及できるかどうかは、投稿内容や証拠、損害との因果関係などによって変わります。
さらに海外居住者を相手にする場合は、相手の特定、書類の送達、裁判手続き、判決の執行など、国内案件よりも複雑になる可能性があります。
そのため、「訴えることができるか」と「現実に責任を取らせられるか」は、別の問題です。
今回の件では、店舗側が法的措置を検討しているとされていますが、実際にどのような対応が取られるかは明らかになっていません。
また、動画を見た視聴者が低評価レビューを書いた場合、その投稿内容によっては、動画投稿者とは別にレビュー投稿者自身の責任が問われる可能性もあります。
「動画で見たから書いただけ」では済まないケースもあるわけです。
今回の騒動が示したのは、SNSやYouTubeで発信された情報は国境を越えて一瞬で拡散し、一つの動画が店舗の営業や評判に大きな影響を与える時代になったという現実です。
影響力のある発信者に必要なのは、強い言葉だけではありません。
事実確認と、間違えた場合に訂正する責任です。
国境を越えて発信できる時代だからこそ、責任まで国境の外へ置いてくることはできません。