Netflixで話題となっている『イクサガミ』。
日本でも話題となっている本作ですが、海外からも熱狂的な反応を集めているのでしょうか?
『Squid Game(イカゲーム)』とも比較されるほど注目されています。
本記事では、その人気の背景にある5つの視点と、今後の展開について掘り下げていきます。
目次
イクサガミ海外の反応が熱狂的?
2025年11月13日からNetflixで配信スタートした日本の時代劇アクションドラマ
『イクサガミ(海外タイトル:Last Samurai Standing)』
が、まさかの“海外でバカ売れ状態”になっています。
引用元:NETFLIX
舞台は明治維新後の日本。
武士たちが生き残りをかけて命を懸けるサバイバル戦という、ちょっと異色な内容なんですが、
この設定が海外の視聴者にドハマりしているんです。
実際、配信初週(11月10日〜16日)でNetflixの非英語作品として世界ランキング2位にランクイン。
アメリカやイギリス、ブラジル、フランスなどの各国でトップ10入りしていて、
「これ本当に日本のドラマ!?」と驚きの声があがっています。
評価も軒並み高く、レビューサイトでも好調です。
- IMDbでは12,000件以上の評価で平均スコアは★7.6。
- Rotten Tomatoesでは批評家スコアが驚異の100%(11レビュー)を記録し、
- 視聴者スコアも85〜87%と高評価。
特にアクションシーンの完成度が評価されていて、
「まるで映画」「岡田准一の殺陣が神すぎる」といった声が多数。
主演の岡田准一さんは、アクション指導やプロデュースにも関わっており、その殺陣(たて)は
「キアヌ・リーブスを超えた」「トム・クルーズ級のリアリティ」とまで言われています。
しかも、全部ノースタント。
そりゃ海外のアクション好きも沸くわけです。
SNSでも話題が爆発しました。
とくに目立ったのが、ゲームクリエイター・小島秀夫さんのX(旧Twitter)投稿。
帰国して、会社寄って、洗濯した。まだ腰は痛い。原作も漫画も読んでなかったが、「イクサガミ」を3話までイッキ観した。面白い!蠱毒の設定も、時代背景もテンポもいい!とにかくキャラクターがすこぶる立っている!これは大好物! pic.twitter.com/wxrSCL6rLC
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) November 14, 2025
コメントがバズり、英語圏のオタク層を中心に拡散。
当初はエピソード3までの絶賛だったのですが、後日しっかり全話制覇したと追記。
この投稿をきっかけに、「Kojimaが褒めたなら間違いない」と海外ユーザーが続々と視聴に走り、
Xでは「#LastSamuraiStanding」がトレンド入りしました。
もちろん、侍同士がバトルするだけのドラマじゃありません。
背景には明治維新という激動の時代があり、侍の誇りや名誉、
時代に取り残された人々の苦悩などが丁寧に描かれています。
これに対して海外のレビューでは、
「Squid Gameのようなデスゲームの構造を持ちながら、はるかに深いテーマ性を持っている」
と評価する声も。
まさに歴史×エンタメ×社会批評が融合した“侍版Squid Game”とも言えるでしょう。
ただし、一部には「Squid Gameの焼き直し?」という批判や、
「6話は短すぎる」「話がやや難解」という声もありました。
それでも、全体的に見れば評価は圧倒的に好意的。
ネガティブな意見すら、逆に作品の話題性を押し上げている状況です。
というわけで、『イクサガミ』は今、海外でガチで“事件レベルの人気”を獲得中。
日本ではまだ「そんなに話題だったの?」という人も多いかもしれませんが、
世界ではすでに“観て当然”な空気が漂ってます。
次は、「なんでここまで海外に刺さったのか?」を、レビューをもとに5つの理由で掘り下げていきます!
Netflixで高評価の理由5選!海外レビューまとめ
海外でここまで盛り上がっている『イクサガミ』。
「なにがそんなにウケてるの?」と思う方も多いかもしれませんね。
ということで、英語圏のレビューサイトやSNSの声をもとに、海外視聴者が評価している5つの理由をわかりやすくまとめてみました!
これを読めば、まだ見ていない人もちょっと気になってくるはず…!
岡田准一のガチすぎるアクションに衝撃!
まず圧倒的に多いのが「アクションがやばい!」という声。
主演・岡田准一さんが、スタントなしで戦う本気の殺陣(たて)は、まさに“本物”。
スピードと重みのある動きに、海外の視聴者たちは「息するの忘れた」「映画レベルすぎる」とびっくり。
中には「これはサムライ版ジョン・ウィックだ」なんて声も。
本気で命を懸けたような斬り合いのシーンは、アクションファンにとってはたまらないはずです。
⚠️本映像には一部、火を扱う強い表現が含まれます。
⚠️ご視聴の際はご注意ください。『イクサガミ』第6話より
愁二郎vs無骨の撮影舞台裏。同じ過去を背負う二人の魂が
燃えてぶつかるシーン。
岡田准一と伊藤英明は
実際に火を纏い、表現の限界に挑む。… pic.twitter.com/lAdLkqasud— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) November 25, 2025
6話完結のスピード感がクセになる
最近のドラマって、10話、12話と長くて途中でだれることもありますよね。
でも『イクサガミ』は、6話だけの短期集中型。この潔さが逆に好評なんです。
「無駄が一切ない構成で、一気に観たくなる」
「テンポがいいから、気づいたら最終話だった」
…と、サクッと観られるドラマを探している人にはピッタリ。
Redditでも「6話じゃ足りない」「次シーズンはよ!」という声が多く、逆に物足りなさが中毒性を生んでいるようです。
“侍×デスゲーム×明治維新の没落”という新ジャンル
海外レビューで意外と多かったのが、「設定が新鮮だった」という声。
よくある時代劇とは違って、舞台は明治維新後。
刀を持つことすら許されなくなった時代に、かつての侍たちが集められ、生き残りをかけた戦いに挑む…という物語。
そこに漂うのは“名誉”でも“勝利”でもなく、時代に取り残された者たちの哀しさと切実さ。
レビューでは「侍×デスゲーム×明治維新の没落は新ジャンルの開拓」と評されたほど。
ただのバトルロイヤルではなく、歴史の重みがちゃんと描かれているところが、評価ポイントなんですね。
キャラが濃い!一人一人の背景が気になる
登場人物たちも、いい意味でクセが強い。
単なる“良い人”や“悪役”ではなく、それぞれが信念や過去を背負っていて、感情移入しやすいんです。
「情けないが信念ある武士」や「冷酷だが過去に影ある敵キャラ」など、
Redditでも「このキャラが実は一番人間くさい」「表情だけで泣けた」と話題に。
6話という短さの中で、ちゃんとキャラの厚みが伝わってくるのはすごいですよね。
誰か一人は“推し”が見つかるドラマ。
そういう意味でも、ストーリーを引っ張る魅力になっています。
同期で同い年。
中々いない存在でまさか同じシーンが
あるとは、、、と感慨深い夜でした。
お互いに「よくここまで生き残ったよなぁ」
っと話したもんです笑
この話を聞いた岡田君が、
「なら2人撮ってあげるよ」と粋な事を。。
ありがとうございます。
イクサガミ、お楽しみに。 pic.twitter.com/YomXXX2SCL— 二宮和也 (@nino_honmono) November 13, 2025
ラストの余韻が…すごい
最後に多くのレビューで触れられていたのが、「見終わったあとの余韻がえぐい」という点。
誰が勝つか、どう終わるか――だけじゃなくて、そのあとに残る“もやっ”とした感情がクセになるんです。
「正義とは何か」「生き残るって何だ?」
そんな問いを、観終わったあとに自分の中で反芻してしまう。
海外レビューでも「最終話のセリフが刺さりすぎた」「しばらく他の作品が観られない」とのコメントがありました。
軽く観たつもりが、心にズシンとくる。
それも『イクサガミ』がただのエンタメ作品に終わらない理由なんだと思います。
いかがでしょうか?
『イクサガミ』がここまで高く評価されているのは、アクションだけでなく、“深さ”と“構成力”が揃ってるからこそ。
「海外だけじゃなく日本でももっと注目されていいのに…」という声もすでに出始めています。
今のうちにチェックしておくと、「観ててよかった!」ってなるかもしれませんね。
Squid Game(イカゲーム)と比較?反響・今後の展望も紹介
『イクサガミ』を語るうえで、避けて通れないのが韓国の大ヒット作『Squid Game』との比較です。
似たような“生き残りゲーム”系の構造を持つため、どうしても話題になりがちなんですよね。
ただ、ここでハッキリしておきたいのは、「似てるようで全然違う!」ということ。
というのも、海外のファンの間でも「Squid Gameの日本版?」という声は確かにある一方で、「そうじゃない」という反論も多く見られます。
そもそも、どこが“似てる”のか?
たしかに共通点はあります。
命がけの戦い、閉じた空間、勝ち残ることで何かを得る…という構造はどちらも同じ。
でも、細かく見ていくと『イクサガミ』はゲーム性より“人間性と歴史”を重視しているのが大きな違いです。
『Squid Game』は現代の資本主義社会を皮肉ったエンタメ性が強いですが、
『イクサガミ』はあくまで明治維新という歴史的混乱の中で生きる侍たちの葛藤や誇りに重きが置かれています。
Redditでも「これはSquid Gameじゃない。もっと精神的で、文化的な背景が濃い」
といった議論が交わされており、単純な“コピー作品”ではないというのが多くの視聴者の印象のようです。
一部では「Squid Gameのパクリ?」との批判も
ただし、すべての人が肯定的というわけではありません。
中には「またこの手のデスゲームか」「Squid Gameの侍バージョンって感じ」
といった批判的なレビューも見受けられます。
特に後半の展開について、「新鮮味がない」「ちょっとテンプレっぽい」という声もありました。
こうした評価はRotten Tomatoesの視聴者スコア(85~87%)に若干のブレがある要因になっているとも言われています。
それでも、批評家からは圧倒的に高評価。ストーリー展開よりも“描き方”や“演出の深み”に評価が集まっている印象です。
この比較論争にさらに火をつけたのが、ゲームクリエイター・小島秀夫氏の投稿です。
「イクサガミ」、6話までイッキ観!面白かった!山田風太郎xイカゲームな世界観が良い。蠱毒ゲーム側と蠱毒主催者側、政府側のカットバック進行もテンポが良い。活かしたキャラ(豪華キャスト)も惜しげもなく、殺すところも。“椿三十郎”演出にもキュンときた。続きが早く観たい。知りたい。シーズン2は… https://t.co/pIBw8datEl pic.twitter.com/Tb4uNKQ0hh
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) November 15, 2025
「小島監督が褒めてるなら観るしかない」と海外のゲーム&アニメファン層に一気に広まりました。
その結果、英語圏では「#LastSamuraiStanding」がトレンド入りし、
Redditのr/televisionやr/netflixでは考察スレッドやファンアートが急増中です。
そして気になる…シーズン2はあるの?
ここまで反響が大きいと、やっぱり気になるのが「続きはあるの?」問題。
現時点(2025年11月末)でNetflixから公式な続編発表はありませんが、
監督の藤井道人さんはインタビューで「物語は終わっていない」と明言。
さらに原作小説シリーズは未完結(全6巻中、英語版は3巻まで)なので、まだまだ物語の広がりが期待できます。
海外メディアのScreenRantやEconomic Timesでも、「2027年にシーズン2配信の可能性」「新たな国際ヒット候補」として取り上げられており、
ファンの間ではすでに「#IkusagamiSeason2」タグで考察や希望が飛び交っています。
SNS上での比較は避けられませんが、『イクサガミ』は日本の歴史・文化・感情を前面に出したオリジナル作品。
「似てるけど別物」「むしろ“和風Shogun meets Hunger Games”かも?」という声もあるくらいです。
どちらが上とか下ではなく、まったく異なる魅力を持った2つの作品として楽しむのが正解かもしれませんね。
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