最近の小学校の運動会はつまらなくなっていっているというお話があります。
NEWSポストセブンにて以下の様な記事を拝見しました。
小学校の運動会で「紅組・白組を廃止」の動き “勝ち負けをつけない”方針で、徒競走も「去年の自分に勝つ」 応援は「フレー! フレー! 自分」に
引用:NEWSポストセブン
最近の運動会は勝ち負けをつけないという方針で行う学校が増えているみたいです。
すべての小学校ではないですが、一部ではそういった方針に変えて開催されているようです。
実際そんな運動会どうなんでしょうか?
楽しい?つまらない?そもそもそんな運動会意味ある?
子供たちの望む運動同会の実施は難しいの?
なんだかもやもやする最近の運動会の傾向と今後の運動会のあり方について書いていこうと思います。
運動会の勝ち負けをなくす意味とは?
私の小学校時代は紅組と白組に分かれて戦い、勝った方が優勝するというものでした。
今の子育て世代の方であればまだそういった印象が多いのではないでしょうか。
しかし、記事内の小学校では運動会にそもそもの「勝ち負け」を設けないで開催されているそうです。
東京都内の一部の公立小学校で、運動会の「紅組」「白組」という分け方を廃止する動きがある。23区内の小学校に4年生の子どもを通わせる保護者が語る。
「子どもが『運動会、つまらないから出たくない』と言い出しまして……。聞いてみると、紅組と白組と分けるのをやめることになって、勝ち負けがなくなるのだそう。 うちの子は1年生から3年生まで3年間すべて勝ちチームに入っていました。紅組か白組かはクラス内でもランダムに割り振られるだけなので、勝ちチームに入り続けたのはまったくの偶然なのですが(笑)、『6年間ぜんぶ勝ちたい』と言っていた子どもにとっては、急に運動会がつまらないものになってしまったそうです」
この保護者が学校に「子どもが運動会に出たくないと言っていて…」と相談してみると、「勝ち負けをつけないという方針で、そういうことになりました」「かけっこ(徒競走)も、一緒に走る人との勝負ではなく、去年の自分に勝つというテーマです」という説明があったという。引用:NEWSポストセブン
また、コロナ禍で感染対策を行っていた頃、密になってしまう事等から大人数での開催ができなかった頃に、運動会は「体育学習発表会」という名称に変わったりしたそうです。
しかし、そうするともう運動会自体なくてもいいと思ってしまうのは私だけでしょうか…
わたしも特別運動会が好きではなかったですが、これじゃあどこか物足りないような、寂しいような…
なんだか、つまらない感じがしてしまいますね…
勝ち負けがないと競争心がなくなる
勝ち負けにこだわる事が絶対とは言いませんが、小学校6年間でも自分の価値観は培われます。
自分がどのような事に興味をもち、なにに対して競争心を抱くのかなど、経験することは多いです。
その中で、多人数で何かに挑むという経験もある程度必要なのではないかと感じます。
球技大会、合唱コンクール、縄跳び大会とか、団体で競うイベントはそれなりにあるかと思います。
団体競技というものに触れるのもこのタイミングが多いでしょう。
みんなと何かに向かって頑張ることが好きと思う人もいれば、個人で何かに取り組む方があっているという人もいます。
それは経験によって分かっていく事です。
運動会の事だけでなく様々なイベントに対しても勝ち負けをなくすという意向になってしまうと、そういう機会を奪ってしまわないのかなぁ、という心配が少しあるように感じます。
子供達の望む運動会の実施を!!
多様性の時代ですので、運動会のあり方も昔と変わってきているというのなんとなく分かります。
であれば、今後の運動会のあり方はどうあるべきなのでしょうか?
時代的な背景がある事も、考慮すべき事も色々ありますが、
当事者である子供達の意見をもう少し聞くべきなのではないでしょうか?
もちろん様々な意見が出る事になるでしょう。
しかし意見が真っ二つに割れるような事もないように感じます。
様々な意見の中にはきっと大人にはない閃きがあったりするはずです。
大人が先回りをして、子供たちを守ろうとする事はある程度必要な場面もあります。
しかし、運動会をはじめとするイベントに対してはもう少し子供達の気持ちや考えを優先して決めていくべきなのではないかと思います。
まとめ
小学校の運動会のあり方も時代に変化とともにかわりつつある事が分かりました。
しかし、せっかく開催される運動会が子供も親もつまらないと感じてしまうはどうなんでしょう?
やはりまずは、主役である子供達が楽しめるものにする事。
観覧に行ける親も子供の成長と楽しく取り組めているという事が感じられる内容になるといいですね。
また、勝ち負けに対して過剰な反応や対応ではなく、子供達に経験をさせる機会を損なわないような傾向であってほしいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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