2025年12月、総合型選抜対策のオンライン塾『SS義塾』が、まるで夜逃げのように突然姿を消してしまったのをご存知ですか？
数十万円もの授業料を前払いした受験生や保護者の方々は、まさに途方に暮れている状況です。
LINEで送られてくるのは「裁判」という不穏な言葉と、怪しいリンクばかり……。
いったいSS義塾に何が起こったのでしょうか？
なぜこのような事態になってしまったのでしょうか？
今回は、SS義塾倒産の噂の真相と、被害にあわれた方々の悲痛な声に迫ります。
SS義塾が倒産したという噂
ss義塾と連絡が取れません、
来年分支払いした4ヶ月分どうなるんでしょうか？
連絡、返信何もきません。電話も何処もつながらない！メールもネットからの問い合わせも代表個人電話も何もつながらない
助けてください#ss義塾 #SS義塾音信不通 #AO入試— chocorasoda (@chocorasoda) December 12, 2025
SS義塾は、2025年12月7日頃から運営側との連絡が途絶え、事実上サービス停止状態 に陥りました。
X（旧Twitter）やYahoo!知恵袋には、
「電話がつながらない」「LINEの返信が止まった」
といった投稿が相次ぎ、12月9日には被害報告が急増したんです。
被害者数は数十人〜数百人規模と推測される声もあります。
公式サイトは現在も稼働していますが、更新はストップしており、SNSアカウントも同様に動きが見られません。
過去には、慶應義塾大学の合格実績を過大にPRする広告や、削除された高市早苗氏関連の祝電記事が問題視されていたこともあり、その信頼性には以前から指摘する声もありました。
業界長めにいるんで、一応言っときますが結構前からSS義塾は業界内では怪しいで有名でした。
明らさまに景表法に触れそうな、誇大な合格実績を載せた広告やプレスリリースなど、目に余る怪しい挙動が多かったのも事実です。
いつかこうなるのだろうなと思っていましたが、案の定という形です。 https://t.co/Z4LNmjTuWT— つばりん@燕党 (@swa_yoshii) December 13, 2025
実は、学習塾業界全体が厳しい状況にあるのをご存知ですか？
帝国データバンクの調べによると、2024年には学習塾の倒産件数が過去最多を記録したんです。
少子化による生徒数の減少と、競争の激化が主な原因と考えられています。
SS義塾も、こうした背景から資金繰りが悪化し、倒産した可能性が高いと考えられますね。
さらに、AO/推薦入試シーズンが終了した直後というタイミングから、
「計画的な夜逃げではないか」 と疑う声も多く上がっています。
あまりにも不自然タイミングですよね。
裁判と書かれたLINE通知の真相！
被害者に一方的に送られてきたLINEメッセージには、「支払督促」「裁判」といった物騒な言葉とともに、詳細不明なリンクが記載されています。
運営側からの具体的な説明や対応は一切なく、ただ不安を煽るだけの内容なんです。
SS義塾のメッセージも、被害者を焦らせて心理的な圧迫をかけ、誤ってリンクを踏ませようとする意図があると疑う声があります。
契約不履行で音信不通のSS義塾からLINE連絡あり。
返金について添付されてるのが、「支払い督促や強制執行」という驚くべきものでした。
なぜ、サービスを提供せず逃げている業者が、私たち被害者に裁判所の手続きをすすめるのか？
音信不通の間もLINEは既読になっていました。不気味！
— いたぶー (@51NYOFgGbS1RSAm) December 12, 2025
もし不審なメッセージを受け取ってしまったら、どうすれば良いのでしょうか？
消費生活センター（全国共通番号188）では、「不審なリンクは絶対に開かず、契約書や支払い証明を準備して相談を」と呼びかけています。
法的には、特定商取引法違反（不当勧誘）や詐欺罪の疑いも考えられますが、現時点では運営側の意図は不明なままです。
くれぐれも、安易にリンクをクリックしないように注意してくださいね。
- LINE通知に裁判の文字と怪しいリンク
- フィッシング詐欺の可能性
- 不審なリンクは絶対に開かない
- 消費生活センターへ相談を推奨
SS義塾の講師や生徒の反応は？
SS義塾の「連絡不通・サービス停止」は生徒だけでなく講師陣にも予告なく通告 されたようで、内部は大混乱に陥っています。
Xでは、「講師として働いていたが、給与未払いのまま連絡が取れない」という投稿が一部報告あり、被害者総数は生徒・保護者・スタッフ合わせて数百人規模に及ぶ可能性があるんです。
生徒側からは、「二次試験直前に音信不通になり、受験計画が崩壊した」という報告や、保護者から「40万円前払いしたのに授業が受けられない。生活費を削って払ったのに…」という悲痛な声が上がっています。
これは本当に深刻な問題ですよね。
ss義塾と連絡が取れません、
来年分支払いした4ヶ月分どうなるんでしょうか？
連絡、返信何もきません。電話も何処もつながらない！メールもネットからの問い合わせも代表個人電話も何もつながらない
助けてください#ss義塾 #SS義塾音信不通 #AO入試— chocorasoda (@chocorasoda) December 12, 2025
そんな中、一部の推薦専門塾が被害者支援を表明 、被害者向けの無料相談を開始したという情報がXで拡散されています。
また、集団訴訟を検討する動きもあり、被害者同士がSNSで情報交換を行っていますが、残念ながら運営側からの反応は一切なく、解決の糸口は見えていません。
ところで、今回のSS義塾の閉鎖騒動の背景には、学習塾業界全体が抱える構造的な問題があるんです。
帝国データバンクの2024年レポートによると、少子化による生徒数の減少（出生数は約68.6万人で過去最低）と、オンライン塾の過当競争が倒産を加速させているとのこと。
特に、推薦入試専門塾は高額な授業料を設定する一方で、季節的な需要変動が激しく、シーズンオフの資金繰りが課題とされているんです。
現役JKです。SS義塾の件は弁護士にも消費者庁にも相談済みです。私は逃げられてばかりでは悔しいです。高校生活の中の受験という大きなイベントをこんな形にされたことを許すわけにはいきません。みなさん情報提供リプ欄やDMでよろしくお願いいたします！
— ゆ (@zuyyyno) December 13, 2025
SS義塾がAO/推薦入試終了直後に閉鎖した点は、この「オフシーズンの資金不足」を回避するための計画的撤退と見る人もいる ようです。
また、LINEで送られる「裁判」関連メッセージは、法的知識の乏しい受験生や保護者を威圧する手口であり、消費者庁が公開する事例が多数掲載されています。
もし被害にあってしまったら、どうすれば良いのでしょうか？
クレジットカードで授業料を支払った場合、カード会社に「 チャージバック」を申請 することで、返金を受けられる可能性があります。
ただし、銀行振込の場合は回収が難しく、弁護士費用がかさむリスクもあるため、まずは消費生活センターに相談するのが良いでしょう。
１人で悩まず、専門機関に頼るのが解決への第一歩ですよ。
