荒っぽいタイトルになってしまいましたが、偉そうに講釈を垂れるつもりはございません<m(__)m>
3人の子を持つ私自身の経験から感じた、産後の奥さんの休養の大切さをお伝えできればと思い書かせていただきます。
とにかく産後の身体はボロボロになっているのです。
少しでも多くの休養をとるにはパートナーである旦那さんのがんばりが大切です。
妊娠、出産とすべてがんばってくれた奥さんをどうか癒してあげて下さい。
産後の身体の状態やメンタルがどうなっているのかを知って、少しでも休養をとらせてあげて下さい。
こちらの記事は私個人の経験に基づいた考え方などをお伝えしております。
家族構成や性格等もあると思いますので、あくまで参考程度にお読みいただきお役立ていただければ幸いです。
目次
産後の妻の身体は重症
どこかで誰かに聞いた話によりますと、出産後の身体は車に轢かれて交通事故にあうくらいのダメージらしいです。
とんでもない事です…
私は車に轢かれた事がありませんが、相当なダメージである事は想像に難くないです。
そんな大ダメージをくらった状態で、大した回復もできぬまま育児が始まります。
出産後喜びを分かち合った旦那さんは帰宅し、安心して熟睡。
しかし、奥さんはボロボロの身体のままわが子を守ります。
まずこの認識をしっかり胸に刻んでいただきたい。
安産であっても身体への疲労は確実にあります。
人にもよりますが、最低でも産後数か月は身体は手負いの状態です。
産後のメンタルはやばい
これは我が家の経験が主になっているのですが、産後のメンタルはやばい状態です。
不安、イライラ、寝不足、緊張感、疲労、
こんな状態が続いていました。
最初の子供の時、2人目の子供が生まれた時も同じか、それ以上に張り詰めた状態でした。
産後うつ、育児ノイローゼのような状態もありました。
要因は主に次のようなものが原因でした。
・身体がボロボロ
・睡眠不足
・ホルモンバランスの乱れ
・わが子を手放せない母性
それではそれぞれ説明していきます。
身体がボロボロ
一番最初の子供の時は陣痛促進剤を打ってなお生まれず陣痛を36時間くらい経て出産でした。
この陣痛に私も付き添っていたのですが、一晩中うめいていました。
ご飯もまともに食べられず、痛みと戦い最後は体力がつきそうになりながら看護師さんに鼓舞され出産していました。
この短い文章の中にはハードな夜があった事はまた別の機会にお話しできればと思います。
最後の生まれる瞬間までの壮絶な体力の消耗は、おそらく男性ではあまり味わうことが難しいところでしょう。
冒頭に触れましたが、車に轢かれる交通事故にあうダメージが身体を襲っています。
そんな状態で普通何かしようなんて事は思いませんよね。
本当は回復するまで寝ていたいでしょう。
しかし、そうもいかないんです…
睡眠不足
次は睡眠不足です。
これはもう仕方ない所ではあるのですが、赤ちゃんは産後数か月は夜間の授乳やミルクが必要です。
一度に接種できる量は成長と共に増加していきますが、それまでは夜中に起きて飲ませてあげないといけません。
身体は重症なのに、夜中に起きて授乳やミルクを飲ませる。
ブラック企業ですよ、、、(´・ω・`)
赤ちゃんはめっちゃ可愛いんですが、この時期はほんとずっと寝不足です。
我が家は交代制で赤ちゃんの傍で眠り、おむつとミルクをあげていました。
最初の子供の時はほんとにすごい緊張感がありました(‘ω’)
鳴き声を聞き逃してはいないか、ちゃんと呼吸はしているか。
泣いてもいないのに焦って起きる事もありました。
ほんとにまともに眠れないんです。
人によるのはありますが、夜は特に緊張状態でなんか眠れないんです。
それが当たり前とかそういう話ではなく、奥さんは命削って育児してるって事を知ってほしいんです。
ホルモンバランスの乱れ
産後は女性ホルモンのバランスが崩れて自律神経も乱れやすくなってしまいます。
産後数か月で正常に戻ると言われてはいますが、そう簡単にいかないんですね。
産後の慣れない育児で様々なストレスにさらされます。
ミルクの飲み具合はどうなのか、なんでこんなに泣くのか、便の感じは大丈夫なのかな、順調な成長なのかな、、、
悩みに悩んでほんとに何が正解なのかわからなくなってしまうんです。我が家はそうでした(‘_’)
そんな状況の中で気持ちの乱れも落ち着かず、しんどい時期が続く事になるのです。
わが子を手放せないという負のループ
母性全開なんだから仕方ないんじゃないかと思われるかもしれませんが、ほんとに手を離せないんです(‘_’)
妊娠の時期からずっと一緒にいるわが子です。
旦那さんよりも分かる。
私が守らなくては。
そんないろいろなプレッシャー、責任感で子供の元をあまり離れないようになるんです。
うちの妻もはじめはずっと家にいて引きこもっていました。
外に出て行くなんてできない、産後間もない赤ちゃんを外に連れ出すなんて、最低1か月は自宅で静かに過ごさなければ…
そんな軟禁生活を自分に課していた妻は、久々のコンビニへの外出に歓喜していました。
この時期私も何が正解かわからず、妻の考えのままにともに過ごしていました。
そこに、私の母が孫の顔を観に家に来た際に、
「気分転換にコンビニでも行ってらっしゃいよ」と。
赤ちゃんを見てるから行っておいでと声をかけた時、産後帰宅して初めて外へ出たのでした。
子供を5人育てた私の母の呼びかけで考えが少しやわらかくなり外へ出る事が出来たのです。
なにが言いたいかと言いますと、
それだけ、自分が傍にいてちゃんとわが子を守らなくては!!
外出なんてしてる場合じゃない!!
そういう強い責任感を持って赤ちゃんと一緒にいたんですね…
これが母性ってやつなんでしょう…
休養をとらせるためにできる事
産後の身体の状態はお分かりいただけたと思います。
では、そんな奥さんに対してできる事は何でしょうか。
それは、まず奥さんを一人にしない事です。
物理的にというよりは、気持ちの部分のお話です。
孤独ではない、2人で育てているのだと強く感じさせる事が大切です。
仕事の都合もあるかもしれません。
早く家に帰れないかもしれません。
それでも、一人ではないんだと安心させてあげて下さい。
安心させるためには、奥さんと同じ温度感で子供に対して向き合って下さい。
産後の子供の成長、成長段階で懸念される子供の身体の観察、ミルクの飲み具合、便の色..等々
色々な事に意識を向けて下さい。
一昔前に育メンという言葉が流行りましたが、育児は二人でするのが当たり前という意識に切り替えて下さい。
育児に参加するのではなく、当人という自覚をもって父親になりましょう。
この関係性を気づけてようやく、奥さんが少し休養を取りたいからお願いしようかなと考えてくれるようになってきます。
それほどに世のお母さん方は子供を守る事に必死になっている方が多いのです。
子供を育てるというのは様々な不安が常について回ります。
もちろん、それを上回るかわいさ、愛おしさが子供にはあります。
しかし、子供に対しての責任感というものを夫婦で持ち、子供に向き合って成長を見守る義務があります。
それを夫婦で分かちあい、一緒に育児をしていくという気持ちこそがとても大切になってきます。
子供の成功段階で必要なことや、モノはどんどん変わっていきます。
奥さんが調べた知識だけを聞いて子育てをしているつもりになっているのであれば少し改めた方が良いです。
子供を育てているという当事者意識をもって、奥さんと共に子供の成長を楽しみましょう。
まとめ
産後の奥さんは本当にしんどいという現実をお分かりいただけましたでしょうか。
もちろんそれぞれの身体の状態、環境によっては産後まもなく通常の生活をはじめられる方もいるでしょう。
しかし、多くの方は産後の疲労やダメージをかかえながら気張って子育てをされています。
他人の奥さんや産後すぐに復帰される有名人の方と比較するなんていうのは、妊娠出産を経験していない人間が軽はずみに言っていいことではないのです。
まずは、必死で妊娠と出産を終えた奥さんを思いっきり労い、安心できるくらいの子育て知識をもち、奥さんが休養をとれるような状況を作っていって下さい。
ちょっとやそって奥さんに怒られてもめげずに、むきになってください。
そのがんばりでこの先の家族の形がより良い方向に向かっていくはずです。
長くなってしまいましたが、お読みいただいてありがとうございました。
少しでも参考になりましたら幸いです<m(__)m>
スポンサーリンク